「ガンの10年生存率」国立がん研究センターが初めて公表
2021年6月4日
国立がん研究センターによる「ガンの10年生存率」が初めて公表されました。
2008年に全国のガン診療連携拠点病院等240の医療機関で診断された約24万人のその後10年生存率の追跡調査をまとめました。
診断を受けてから10年後に生存していた人の割合は全体で見ると59.4%。
ガンの種類、進行度によって生存率はかなり異なっており、生存率が最も高いガンの種類は98%の前立腺ガン。
一方、最も生存率が低いとされているのは膵臓ガンでした。
膵臓ガンは沈黙の臓器と呼ばれており、発見された時にはかなり進行しているケースが多いと言われています。
こちらのブログでもガンに関する記事は多く取り上げてきましたが、生涯のうちにガンになる割合は男性で49%、女性で37%とされています。
ガンも障害年金の対象疾病の一つで、抗ガン剤治療による副作用が原因で日常生活状況や就労状況に著しく支障が生じた場合、十分受給できる可能性があります。
ガンで請求する場合、診断書は「その他」を使用する場合が多いですが、これは抗ガン剤治療等の副作用により全身倦怠感等が出現し、日常生活がままならない場合に使用します。
抗ガン剤治療等の実施如何に関わらず、腎臓ガンや肝臓ガン、また肺ガン等によりそれぞれの機能が著しく低下し、検査数値の悪化により認定基準に該当する場合はそれぞれに適した診断書を使用することになります。
ガンで障害年金を請求する際は、その方にとって最も適切な診断書を選択することが重要です。
ガンで受給の可能性がある方は積極的に主治医に、そして社労士等の専門家に相談するといいでしょう。
引用元:NHK NEWS WEB
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