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腎細胞ガンで障害年金を受給したケース①(40代・女性)

2021年5月28日 

みなさん、こんにちは。

 

今日は腎細胞ガンで障害年金を請求したケースについてご紹介したいと思います。

 

イメージ画像

 

今回紹介するのは認定日当時も障害状態が重篤であったため、認定日請求による遡及請求を行った事例となります。

 

 

 

請求人/40代・女性

傷病名/腎細胞癌

請求方法/認定日請求(遡及)

請求年金/障害厚生年金

 

 

 

女性は平成23年4月頃より左下腹部の痛みを感じるようになりました。しかし生活に大きな支障があるほど強い痛みではなかったため深刻に考えることはなく、しばらく様子を見ていました。

 

最初に痛みを感じ始めた頃から半年ほど経った頃、会社の健康診断で検査を受けましたが、異常は発見されませんでした。

 

しかし痛みが長期にわたり続いていたことから平成23年10月、近医の内科を受診。そこで腎ガンを疑われたため、大きな病院へと紹介となりました。

紹介先の病院で精査を行ったところ、左腎に腫瘍が認められ、腎細胞ガンとの診断を受けました。

 

 

女性はすぐに入院となり、翌11月には左腎摘除術施行。一度退院したものの、平成24年1月より再入院しインターフェロン療法が導入されます。

 

その後は副作用により発熱や倦怠感が顕著となったため投薬による対症療法を行いました。

それに伴い副作用により日常生活に大きな支障が出始めます。

就労もままならず、平成25年1月にはフルタイム勤務が不可となりました。

 

 

平成25年4月にはリンパ節への転移が認められ、再入院。

 

摘出手術が不可能であったため抗ガン剤治療が施行されました。抗ガン剤治療による副作用が顕著で、手足症候群を発症。

軽労働や家事さえ行うことができず、ひどい口内炎や口腔挫創にも悩まされます。

 

この時点で女性は余命5年~10年と告げられていました。

 

 

その後もリンパ節の再転移を繰り返し、抗ガン剤治療の副作用により脱毛や極度の倦怠感、下痢や生理不順に悩まされます。

 

平成28年11月にはガンの特効薬であるオプジーボが使用されましたが転移巣の増大が認められインライタへ変更。

その副作用として甲状腺機能の低下、高血圧、息切れ等が出現するようになりました。

 

 

現在も薬物治療による副作用が強く、特に手足の腫れが顕著で歩行自体が困難となっています。自宅での歩行も困難となり寝室を1階へと移動せざるを得なくなりました。

診断書備考欄には一般的余命は約3年との記載が見られます。

 

 

 

さて、冒頭でも申し上げましたがこの女性は認定日請求により遡及請求を行いました。

認定結果とその後の請求についてはまた次週以降お話したいと思います。

※個人情報保護の観点から初診日等の日付は実際と異なります。

 

 

今日はこの辺で

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