ガンの新薬「オプジーボ」
2016年10月21日
みなさん、こんにちは。
今、ガンの特効薬「オプジーボ」に注目が集まっています。このオプジーボ、これまでの一般的な抗がん剤治療とは段違いの効果を表しているようです。
現在実際にオプジーボを用いて治療を受けている皮膚ガンの男性は、3年前に医師から手術ではガン細胞を切除できない状態だと言われオプジーボの投与を開始しましたが、2年間オプジーボを投与し続けた結果、ガン細胞がほぼ確認できない状態にまで改善したという結果も報告されました。
抗ガン剤治療とは違い副作用もほとんどなく、夢の新薬とも言われています。しかし、いいことばかりではないようです。
問題は薬の値段。このオプジーボは100mgで約73万円です。肺ガン患者の場合、1kgの体重に対して3mg必要だと言われており、60kgの患者に対しては180mg必要です。そうすると1回の投与で約130万円程度のコストがかかります。
これを2週間に1度、1年間投与し続けると年間で3000万円弱かかることになります。しかしこの医療費を全額患者が負担するわけではなく、こういった医療費が高額になる場合高額療養費制度が適用されるため患者は多くても1ヶ月で15万円程度の負担で済むことになります。それでも大きな負担ですね。
そして残額は税金から支払われることになるため、医療費の圧迫が懸念されています。現在日本は医療費が40兆円、薬剤費が10兆円と言われています。
開発から実用化に至るまで15年という歳月がかかっているため製薬会社にとっては莫大な研究開発費用がかかっているものの、国民としては薬価の減額が望まれます。
それでは今日はこの辺で。
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