1型糖尿病の障害年金受給者、突然の打ち切り②
2018年7月21日
昨日ブログで大阪府岸和田に住む糖尿病患者女性の突然の障害年金打ち切りについてお伝えしましたが、この女性以外にもやはり同じように明確な理由なしに年金を打ち切られた糖尿病患者がいることが分かりました。
女性が加入する1型患者の会の8人についても同じように症状に改善がないにもかかわらず打ち切りが行われていました。うち7人については平成28年に更新の審査を受け、支給停止が行われました。また支給停止を受け審査請求をしましたが覆らず国を相手取って提訴する人もいました。
同じ1型糖尿病患者である女性の夫については1年の経過措置を設け、平成30年度に日本年金機構へ診断書の再提出をし、正式に支給停止するかどうかを検討するとのことです。
6月の口頭弁論での国の言い分は「障害年金の審査は現時点での障害状態を審査するものであり、過去の状態を説明する必要はない」とのことです。
障害状態の等級判定を行う際は必ず認定基準を用いているはずです。認定基準に基づき審査が行われているのであれば、前回更新時から改善のない患者の支給打ち切りは整合性がないと言わざるを得ません。
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引用元:東京新聞