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ガンによる障害年金受給事例

2016年9月23日 

みなさん、こんにちは。

 

先日ニュースで小林麻央さんのガンに転移が見られたという報道を目にしました。このブログでも何度かお話ししたように、障害年金とガンというのはあまり結び付きませんが、ガンで障害年金を受給する人はたくさんいます。ただガン患者の方が障害年金請求を行う場合、非常につらい現実を見なければならないケースもあります。

 

さて、今日は一人のガン患者の障害年金受給事例をご紹介します。

 

 

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この方は50代女性の方で、最初に異変を感じたのは3年前の春頃でした。疲労感が取れず、息切れや立ちくらみといった症状が続き、日に日に倦怠感が増していきました。何かがおかしいと感じながらも、仕事が忙しくごまかしながら3ヶ月が過ぎた頃です。深夜に突然腹部に激痛を感じ、目が覚めました。腹痛は朝になっても治まらず、家族に連れられようやく近くの病院で診てもらうことになりました。

すぐに採血と腹部エコーの検査が行われ、そのとき初めて医師から「肝臓がんの疑いがある」と告げられました。その後別病院への紹介を受け、転院。そこでS状結腸癌を原発とし、すでに肝臓にも転移が見られました。

 

女性はすぐに抗がん剤治療を開始。すぐさま副作用が出始めました。吐き気がひどく食事ができない日が続き体重は激減、ベッドから起き上がることも困難な状態になりました。そのため、自宅1階に介護用ベッドを搬入し、そこで寝起きする生活が始まりました。

 

医師からの指示で薬を変えましたが、副作用は治まらず、顔面には発疹ができ、味覚障害により食べても酸っぱいものを苦く感じたりと味が分からなくなりました。手足の末端神経にも障害が出始め、冷たいものをより強く冷たいと感じるようになりました。そのため水に触れることができず、洗顔や入浴にも制限が加わりました。

 

薬の種類を変えながらも副作用に苦しんでいた頃、女性は偶然雑誌で障害年金の特集を目にし、初めて自分も障害年金の対象であることを知り障害年金を請求することとなりました。

この女性は障害厚生年金2級決定となりました。

 

 

ガン患者の方が障害年金請求をする場合、診断書にはっきりとした予後、いわゆる平均余命が記入されることがあります。そのため精神的な負担が強く、自身がガンであることを受け入れるといった強い覚悟が必要です。

また一度面談しただけではどのような症状に苦しんでいるか表面には見えてこないことも多いため、副作用でどれだけ日常生活に支障をきたしているのか、事細かく申立書等にまとめておくことも大切です

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

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