公的年金の平均と現実 ― 月20万円以上受給できる人はわずか16%
2025年9月16日
厚生労働省が公表した令和5年度の統計によると、年金の平均受給額は「厚生年金と国民年金を合わせて」月額およそ14万6千円、国民年金のみではおよそ5万8千円となっています。
現在のシニア世代がどの程度の年金を受け取っているのかを示す目安です。
そのうえで、公的年金を月20万円以上(年間にすると240万円以上)受給している人の割合をみると、全体の約16%にすぎません。
つまり、多くの方は月20万円に届かない年金額で生活していることになります。
老後の暮らしを年金だけに頼るのは容易ではない、という現実が浮き彫りになります。
こうした状況を踏まえると、公的年金を補うための備えが重要になります。
預貯金に加え、新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を上手に利用することで、将来の生活資金に余裕を持たせることができます。
老後の安心を確保するためには、できるだけ早い段階から資産形成を始めることが望ましいといえるでしょう。
引用元:YAHOO!JAPANニュース