病院への証明書発行依頼は余裕をもって
2019年5月30日
医師は手術や診察業務以外に多くの事務作業を行わなければいけません。
特に開業医は生活保護、身体障害認定、労災、生命保険申請書、傷病手当申請書等、書かなければならない書類が山ほどあります。
私たち社労士も障害年金に必要な受診状況等証明書や診断書を病院に依頼しますが、受診状況等証明書で大体1週間~10日、診断書で2週間~1ヶ月の期間を要します。
医師にとっては患者の病気を治癒させることが最優先事項なわけで、その二次的なものとして各種申請書類の作成があります。
ただ、医師にとっては数ある書類の一つであっても、その患者にとってはその書類が今後の人生を左右さる意味を持つものも少なくありません。
医師は大学在学期間中に書類の書き方等は原則教わらないそうです。つまり、現場で先輩医師の指導等を受けながら実地で学ばなければいけないため、いま目の前のこの書類の重要性や、チェック箇所の良しあしを詳細には把握していない可能性があります。
そのため、医師に書類等を依頼するときはなるべく医師がスムーズに作成できるよう、その書類が一体何のために必要で、どの部分が重要な意味を持つのか等を事前に文書や口頭で簡潔に伝えるといいでしょう。
適正な診断書を書いてもらうために、依頼する側にも医師への配慮が必要です。
引用元:Yahoo!ニュース