眼瞼けいれん患者、身障手帳取得は困難?
2018年5月15日
東京都に住む60代の女性が一昨年、向精神薬を使用していたことから薬剤性眼瞼けいれんを発症しました。
眼を開けたいという意思があっても脳からの信号がうまく届かず、眼を開けられない状態に陥る障害です。
女性は東京都に医師の診断書を持って身障手帳の申請を行いましたが、身障手帳の申請を審査する際の障害認定基準が壁となり、申請は却下されました。
以下がその文言です。
開眼困難な場合の障害認定について、両眼または一眼眼瞼下垂等のため開眼が困難で、日常生活における視力が確保できないとしても、視覚障害として認定を行わないものとする
却下後、第三者委員会に審査を委ねたところやはり上記文言が存在するため非該当という結果だったようです。
これまでこのブログでも触れてきたように、障害年金制度にも認定の指針となる障害認定基準が存在しますが、ここで取り上げられた事例のように障害認定基準に縛られて患者が置かれた困難な状況を反映させていないと思われる認定結果が数多く見られます。
引用元:yomiDr.