障害年金判定、判断誘導の可能性
2025年5月2日
先月29日、審査の実務を担う日本年金機構側の職員が認定医(診断書等を確認し、障害年金の該当・不該当や等級を判断する医師のこと)に対して支給を絞る方向で判断を誘導している可能性があることが分かりました。
機構は首都圏の認定医140人それぞれに傾向と対策のような文書を内部で作成し、「こちら(職員側)であらかじめ(判定を)決めておく」などと書いています。
内部文書について年金機構は取材に対し「判定医に関する情報や取り扱いについては、回答を差し控える」としています。
担当部署である障害年金センターの職員は「センター長が厳しい考え方の人間に交代し、その意向が働いている」と証言しています。
2024年以降、障害年金の不支給や停止が相次いでおり、当事務所でも同様に不支給・停止(特に3級14号に対する停止)が頻発しています。
他の社労士とも情報を共有している中でこのような記事が明るみに出てきたことに大変驚いたと同時に、やはりこういった内部事情があったのかと腑に落ちたような気分です。
これはこの問題が極めて深刻であると感じた職員による内部告発です。今後の機構側の動きに注視していかなければなりません。
引用元:YAHOO!JAPANニュース