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中度知的障害・発達障害による障害年金受給事例①-1(20代・男性)

2018年11月16日 

みなさん、こんにちは。

 

先週に引き続き、今週も発達障害による障害年金受給事例をご紹介します。

 

イメージ画像

 

 

傷病名:中度知的障害・発達障害

請求人:20代・男性

 

 

男性は出生時、異常所見等はなく1才半健診でも特に異常を指摘されることはありませんでしたが、2才を迎える頃突然てんかん発作を起こします。

自宅近くの病院で脳波検査を行うと、てんかん波が認められたため投薬治療が開始されます。その後治療継続しましたが、2年間で20回近くの発作が起こりました。

 

幼稚園に入園後も専門医による治療を継続しましたが、発作は頻回。保育所では自分の持ち物の置き場所を覚えられない、また一度自分の席を離れると戻ることができないといった行動が出現しました。

これらの行動から、保育所の職員より発達に何らかの問題があるのではとの指摘を受け更生相談所にて発達検査を受けると若干の遅れがあることが分かります。

 

卒園後は小学校の普通学級に入学。しかし入学後も授業中自分の席でじっとしていられない、教室内を走り回る等の行動が多く見られたため、高学年からは仲良し学級に在籍しました。仲良し学級に在籍後も問題行動は散見され、場所や空間認識が理解できないため校内で迷子になったり下校途中で行方不明になることが度々ありました。

小学校の間もてんかん発作は続きましたが、服薬の効果が表れ発作の頻度は徐々に少なくなっていきました。

 

中学校は支援学校へ入学。中学校でも校内で度々迷子になり上級生や先生に自教室に連れて行ってもらいました。また日常生活においてはお金の概念が理解できないため単独での買い物はできず、また時計を読むことができませんでした。

高校も中学校と同様支援学校へ進学。てんかん発作はこの時点でほぼ消失しました。しかしながら、相変わらずこれまでと同じような問題行動が散見されるものの、先生や上級生のサポートもあり何とか学校生活を終えることができました。

 

高校卒業後は就労移行支援施設へ入所。電車での通所でしたが、高校在籍時より両親に付き添われ何度も何度も乗車の方法を訓練したため一人で通所することができました。就労移行支援施設を退所した後は特例子会社へ障害者枠として就職。

 

現在も男性は就労継続していますが、20歳を迎えたため障害年金請求へと踏み切りました。

 

 

それでは次回この男性の請求についてお話します。

今日はこの辺で。

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