障害年金、突然の打ち切り
2018年3月28日
一昨年、大阪市に住む1型糖尿病の女性(35歳)の障害基礎年金が突然打ち切られました。この女性は5歳で1型糖尿病を発症。その後インスリン注射を打ち続けなければならず長期にわたり障害基礎年金(2級)を受給してこられました。
当然病状が軽快することはありませんでしたが、日本年金機構より突然「障害の程度が3級該当になったため」といった通知が届き障害年金の支給が停止されました。
実は同時期に同じ1型糖尿病で障害年金を打ち切られた患者が全国で34人いたことが分かっています。また昨年同様に障害年金を打ち切られた同傷病の患者9人が国を相手取り障害基礎年金停止の取り消しを求める訴訟を起こしました。
糖尿病における障害年金の打ち切りが相次いでいる背景には平成28年6月1日に行われた障害認定基準の改正があると考えられます。
国はこの訴訟に対して争う姿勢を見せています。