(60代・男性)
2016年5月16日
Yさんに異変が見られたのは生後1年が経過しようとしていた頃でした。手足に力が入らず、手で人の指を握ったり足が動かないことにYさんの両親が気付きました。すぐに病院で検査を行ったところ、医師より「小児麻痺である」との診断を受けました。
その後、脊髄注射を試みたり電気マッサージを施しましたが、治療の甲斐なくYさんは幼くして右足全体に運動麻痺が残ったのです。医師からは「回復する見込みはない」と告げられ、その後通院することはありませんでした。
Yさんは右足全体の筋力が低下しており、長い間杖を使用する生活を送ってきました。足首が外側に向けて拘縮しているため、走ることができず階段の昇り降りも非常に困難です。