(60代・女性)
2016年3月17日
Fさんは会社の健康診断でコレステロールの値が高いことを指摘され、精査目的で病院を受診した際に、偶然S状結腸ガンが発見されました。ただちに入院となり、手術が行われました。術後はすぐに抗がん剤治療が開始されます。副作用による吐き気や食欲不振で思うように食事を取ることができず、外出することも困難です。
その後も抗ガン剤の投与を継続しましたが、治療開始から1年がたった頃、次はリンパ節への転移が見つかります。自宅でも薬剤を体内に投与できるようCVポート留置術が行われました。その後も副作用は日に日に増し、末梢神経障害の出現により手足は常に氷のように冷たく、水に触れたり、夏は冷房の効いた場所に入ることはできません。
Fさんはガンが見つかった後休職し、傷病手当金を受給しながら復職を目指していましたがやむなく退職となりました。