一型糖尿病患者への障害年金打ち切りは違法
2019年4月12日
一型糖尿病患者が障害年金の打ち切りに対して国を相手取り裁判を起こした問題で、大阪地裁は国の処分は違法として取り消しました。
訴えを起こしたのは9人の一型糖尿病患者で、それぞれ20歳前に発症し障害基礎年金を受給していました。
しかし国は平成21年に1人、平成28年に8人を2級から3級に障害等級が下がったとして突如年金の打ち切りを行いました。患者のもとに届いた支給額変更通知書には支給が打ち切られたことだけが書かれており打ち切りに対する説明はありませんでした。
提出した診断書には症状が軽快した事実も見られず、不当な処分であることは明らかでした。
今回の処分を受け国は控訴しなければ敗訴が確定しますが、そうなれば今後このようなことが起こらないよう認定基準の見直しも必要になります。
引用元:朝日新聞DISITAL