眼瞼痙攣(メージュ症候群)、障害年金受給への道①
2018年1月12日
みなさん、こんにちは。
今週からメージュ症候群(40代・女性)による障害年金受給事例についてお話します。
メージュ症候群(眼瞼痙攣)とは眼瞼の筋肉の過度な収縮等により持続的な開眼が困難となる難病です。眼の筋肉の攣縮により自分の意思とは無関係に閉眼するため、外出時電柱や人にぶつかったり車運転時事故を起こすことがあります。
症状が進行すると自発的開眼が不可能となり羞明や眼痛など様々な症状を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたします。
この女性が眼に異常を感じたのは仕事中カウンターに立っているときのことでした。眠たくもないのに勝手にまぶたが下がってくる感覚に襲われたのです。
不思議に思い自宅に帰ると症状は治まったためしばらく様子を見ていましたが、その後徐々に症状は悪化します。
心配に思った女性は眼科を受診。精密検査が行われましたが、特に異常を指摘されることはなく、点眼薬のみの処方となりました。
その後も症状はさらに悪化。加えて閉眼している時間が多くなってきたため少しの光をまぶしく感じるようになります。会社にも配慮してもらうよう相談しましたが、理解を得られずやむなく退職。
退職後も通院を継続しましたが、改善の兆しがなかったため別病院をセカンドオピニオン目的で受診します。しかし、そこでも乱視やドライアイ等の診断のみで主原因は分からず点眼薬のみの処方となりました。
その後も病院を転々としましたが原因が分からず、ある病院の医師の勧めでようやく神経眼科を受診、精密検査を行ったところ眼瞼痙攣であるという診断が下りました。
すぐに薬物療法とボトックス治療が開始されました。しかし、高額なボトックス治療をしてもたいして症状が緩和されたとは思えませんでした。そのうちひどい頭痛に見舞われるようになり、自宅近くの脳神経外科に駆け込みました。
精密検査の結果、そこで初めて医師よりメージュ症候群という病名が告げられました。
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さて、次週はメージュ症候群(眼瞼痙攣)で実際どのように障害年金請求を行ったのかについてお話します。
それでは今日はこの辺で。