(40代・男性)
2016年3月17日
Tさんの腎機能に異常が発覚したのは偶然にも別傷病で緊急入院したときのことでした。入院中の血液検査で医師より腎機能の障害を指摘されました。血圧が異常に下がっており、退院後は治療のため点滴及び利尿剤投与による加療を行います。1ヶ月ほどで状態は落ち着いてきたため復職。
1年近く特に問題なく日常生活を送りましたが、再び症状は悪化します。日に日に倦怠感が増し、仕事にも支障が出始めました。自宅近くの病院で検査を受けると、蛋白尿を認め、腎機能の数値が悪化していたのです。そこで医師より「慢性腎不全である」と告げられました。すぐに治療を開始しましたが、腎不全は進行。ついに透析を受けなければならないまでに腎機能は悪化し、シャント造設術の施行となりました。Tさんはやむなく退職し、現在も週に3回の透析治療を受けています。