(60代・男性)
2020年4月2日
Oさんは仕事中、突然手や足、顔面に違和感を覚えました。徐々に痛みが増し意識を消失。すぐにX病院へと搬送され、何とか意識を取り戻しましたが激しい痛みに襲われます。
頭部MRI撮影により新鮮梗塞が認められました。
その後Oさんは身体麻痺に加え記憶障害等が出現。1週間ほど薬物治療が行われましたが一向に改善する様子なくY病院へ転院となりました。Y病院にて精密検査を行ったところ、右脳幹梗塞との診断で医師より手術は不可との説明を受け体には左不全麻痺が残存しました。
Oさんはただちにリハビリによる通所を開始。若干の機能回復が見られたものの、左上肢は機能全廃となり著しい機能障害が残りました。
Y病院の医師はこの時点で症状固定であると判断し、発症から約8ヶ月後の平成××年×月×日を症状固定日とし身障手帳交付となりました。
Oさんは現在左半身に麻痺が残存しているため右半身に頼る生活を余儀なくされています。歩行時はT字杖を使用しており、多くの日常生活動作に制限が加わっています。