(40代・男性)
2017年3月28日
Sさんは元々高血圧があり、頭痛や動悸等が度々現れることがありました。そんな折、Sさんに異常が指摘されたのは会社の健康診断でのことです。心室期外収縮が疑われ、ただちに精密検査を受けるよう指示があったのです。
Sさんは仕事が忙しく、また特に深刻な事態だと思うこともなく数ヶ月の間放置。まとまった休みが取れたところでようやく受診へと至りました。その際心臓超音波検査が行われ、医師より左室拡大を指摘されます。すぐに別病院へ転院。検査入院の結果、心筋症の疑いがあると告げられました。
その後は定期的に通院し、経過観察を行いましたがSさんの状態は徐々に悪化します。体のだるさに加え、激しい動悸や息切れが多く思うように運動することができません。そんな折、Sさんは突然心臓発作を起こし救急搬送されます。数日の間意識が戻らず、集中的な治療が行われました。意識が回復したあとはCRT-D埋込術施行。
Sさんは現在も薬を服用しながら経過観察を行っています。