(40代・男性)
2016年12月19日
Iさんは数年前から階段の昇り降りや激しい運動をすると強い動悸を起こし、度々動けなくなることがありました。最初Iさんは仕事の疲れからくるものと思い放置していましたが、症状が続くため不安に思い循環器内科を訪れました。
すぐに心電図での検査が行われ、医師からは心室粗動であることが告げられました。その後電気的治療が開始されます。数ヶ月の通院により、正常値を取り戻し症状は回復。治療を終え、無事終診となりIさんは日常生活へ戻ることができました。
しかしその数ヶ月後、再び激しい動悸に襲われ、救急搬送となりました。しばらくの間様子を見ていましたが、改善する気配はありません。医師からは心室頻拍であるとの診断で、ICDの植込みが必要であると告げられました。
その後ICD移植術施行。Iさんは日常生活に大きな支障はないものの、当然激しい運動はできず、仕事においても短時間労働にするなど会社からの配慮を受けなければならない状態です。